2015年10月01日

10月1日 ブラックバイト「自腹購入」大学生が団体交渉の記事から学ぶこと

福岡・久留米のぶっちゃけ社労士(会社側の立場でぶっちゃけた相談ができる社労士)こと 採用と労務管理の町医者 吉野正人です。

今日は、「ブラックバイト」に関する気になる記事がありました。

ブラックバイト「自腹購入」大学生が団体交渉の記事から学ぶこと

<ブラックバイト>「自腹購入」大学生が団体交渉申し入れ
毎日新聞 9月10日(木)19時26分配信

 ◇飲食チェーン「しゃぶしゃぶ温野菜」に勤務

 「ブラックバイトユニオン」は10日、大手飲食チェーン「しゃぶしゃぶ温野菜」の店舗に勤務していた首都圏の大学2年の男性が、4カ月間休みなしの勤務や高額な「自腹購入」を強いられたとして、フランチャイズ本部の「レインズインターナショナル」(横浜市)などに未払い賃金の支払いなどを求め、団体交渉を申し入れたことを公表した。レ社は「事実関係を調査している」としている。

 ユニオンや男性によると、男性は首都圏の店舗で勤務していたが、人手不足などから次第に労働時間が長くなった。今年4~8月までは休みなく毎日12時間前後働いていた。賃金は十数万円で、労働時間の半分しか払われていないとしている。

 仕事でミスなどをした際には「損失を与えた」として、食べてもいない商品を購入したことにされ、計10万円以上の支払いを強いられた。男性は長時間労働やハラスメントでうつ状態となり、休職しているという。【東海林智】

※引用終わり。

毎日新聞は、個人的には労働紛争関係の記事に強いように思えます。特に担当記者の強みでしょうか?ユニオン・労働組合のネタが他紙より速いような気が私はします。

記事によると、長時間労働・パワハラ→うつ状態→休職と言う最近の労働トラブルでは非常に多い事例です。しかも、飲食業やスーパー、コンビニ等では多いようですが、ミス(過失)による弁償的な「商品購入」をめぐるトラブルという典型事例だったりします。

この様の記事を読むと、「けしからん」と盛り上がって終わるのが多いと思います。しかし会社側の立場から見ると、中小企業の労務管理において改善につながる典型的な「反面教師」事例だと思います。

特に記事のように労働トラブルを放置すると、会社名が新聞やテレビ等のマスコミによって全国的に晒されます。そして、ネットでブラックバイト・ブラック企業等のレッテル貼り(分類分け)されてしまった場合、採用や売上に影響しかねないと私は思います。

この記事から、問題が表面化する前に、社内で労使間において早期話合い→早期解決する事をお勧めします。また、バイトと本社の狭間で板挟みになっている店長等管理職が、労働トラブル等の報告・連絡・相談しやすい環境を構築していく必要があります。

またネット社会の現在、労働基準法等労働法規の知識は労働者も容易に勉強できる状況です。場合によっては、店舗のバイトより店長等管理職の方が労働法規の知識が劣っていることも多々あると思います。

今後は、本社人事及び私を含む社労士等を活用して、現場で働く店長等管理職へ最低限必要な労働法規・労務管理等の管理職研修を積極的に行うことをオススメします。最近、労働法規・労務管理の無知は、労働トラブルが増えかねないと私は思うこの頃です。

10月1日 ブラックバイト「自腹購入」大学生が団体交渉の記事から学ぶこと

写真は今日の昼食で、自宅にて高野豆腐の豚バラ巻き、なすのしぎ焼き、かぼちゃの煮物、炒り豆腐でした。

以上、福岡・久留米のぶっちゃけ社労士(会社側の立場でぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用・労務管理・労働トラブル対応の町医者 吉野でした。


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採用と労務管理、労働トラブル対応の町医者 社会保険労務士 吉野正人
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Posted by naitya2000 at 20:36│Comments(0)
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