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2016年08月17日

ブログを統合します。

福岡・久留米のぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用と労務管理の町医者 吉野正人です。

今後、下記リンクへブログを統合いたします。

吉野労務管理事務所 事務所ブログ・ホームページ

今まで当ブログを愛読していただき本当にありがとうございました。

なお統合先でも、ブログは継続していきますので、宜しくお願い致します。
  

Posted by naitya2000 at 21:11Comments(0)

2016年08月15日

8月15日 トラック運転手不足深刻 物流システム瀬戸際から考える事

福岡・久留米ぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用と労務管理の町医者 吉野正人です。

8月15日 トラック運転手不足深刻 物流システム瀬戸際から考える事

8月15日月曜日。明日からお盆明けで仕事再開の方が多いと思います。今日は、運送業に関する気になる記事がありました。

※読売新聞より引用
トラック運転手不足深刻 物流システム瀬戸際
読売新聞2016年08月14日

 トラック運送業界が危機的な運転手不足に直面している。規制緩和による競争の激化で収入が減る一方、近年はインターネット通販の拡大で細やかなサービスが求められ、負担は増している。「社会の血管」に例えられる物流システムをこの先も維持できるか、瀬戸際の状況が続く。(沢本浩二)

 「誰か行ける人、いてませんか?」

 大阪府門真市にある運送会社「エコトラック」で配車を担当する空閑くが祐樹さん(30)は朝、出勤すると同時に電話をかけ始めた。電話の先は、府内や奈良、愛知県などの同業者だ。

 7月に入って以降は真夏日が続き、荷主の家電メーカーがエアコンや冷蔵庫の出荷を一気に増やした。ボーナスの支給に合わせて量販店の商戦が活発化する夏場は、年末や年度末と並んで1年で最も商品が動く。自社の約100人の運転手ではとても足りない。

 そんな時、協力関係にある約20社に助けを求めるが、他社に先んじられることも少なくない。空閑さんによると、「どこも人手が足りず奪い合いの状態」だ。

 同社は低公害トラックをいち早く導入し、大口顧客も得て業績を伸ばした。若手の育成にも力を入れ、社屋を建て替えて女性用トイレを新設。今春、高卒の女性2人を採用した。

 だが、池田雅信社長(53)の表情は厳しい。「ほとんどの若者はトラックに乗りたがらない。人手不足は、この先ずっと続くよ」

 トラック運送業界は1990年の規制緩和で新規参入が進み、事業者が急増した。過当競争のあおりで運転手の平均年収は減り、大型トラックの場合、ピーク時(97年)の510万円に対し、2015年は437万円。全産業の平均より50万~60万円も低い状況が続いている。

 このため、若者らは「同じ肉体労働なら」と条件の良い建設業などに流れ、ここ10年、全国の運転手数は80万人前後で横ばいだ。高齢化も顕著で、国土交通省の昨秋の調査では、30歳未満はわずか3・4%、40歳以上は78・2%に上る。

 一方で、インターネット通販が拡大し、「少量・多品種・多頻度」の小口輸送は増え続けている。ますます人手不足深刻となり、この国交省調査では、事業所の68・8%運転手不足を訴えている。

 大阪府トラック協会には、加盟会社から「何とかならないか」との悲鳴がたびたび寄せられる。佐藤高司交通・環境部長は「景気が回復しても、運転手の給与も労働時間も改善できない。業界の努力だけではもう無理だ」とため息をつく。

 大阪府寝屋川市の国道1号沿いにある休憩施設「大阪トラックステーション」。平日の夜、約50台のトラックが並び、運転手らが車内で体を休めていた。

 運転手歴20年という男性(48)は、大阪と福岡を週3回往復して建設資材などを運ぶ。収入を増やしたくて、1年前に長距離を請け負う今の会社に移った。

 午後6時頃に出発し、高速道路を飛ばす。少しでも距離を稼ごうと、山口県に入るまで十分な休憩は取らない。午前2時を過ぎると眠気がピークに達し、力いっぱい顔を平手打ちしても効かない。「目を開けたまま意識が飛んだこともある。その間にどれぐらい走ったのか、わからなかった」

 心配なのは安全面だ。今年3月には広島県の山陽自動車道で、居眠り運転のトラックが多重衝突事故を起こし、2人が死亡した。

 厚生労働省は過剰労働を防ぐため、▽1日の拘束時間は原則13時間以内▽4時間運転すれば30分以上の休憩を取る――などの基準を定めている。だが、国交省の昨年の調査では、500キロを超える運行の79・6%で拘束が13時間を超え、4時間以上運転し続けるケースも32・7%あった。

 男性に基準を守っているかと聞くと、こう返された。「基準を守っていたら、荷主が求めている時間に間に合わないよ」

高卒確保へ準中型免許新設
 運転手不足の解消に向け、国も対策を講じ始めた。

 現在、中型免許の取得には「普通免許の取得(18歳以上)から2年を経過」という条件があるが、道路交通法を改正し、18歳から取得できる「準中型免許」を新設。主に高卒者の確保につなげる考えで、2017年3月に施行予定だ。

 さらに、トラックの全長規制を「最大25メートル」に緩和し、荷台を連結して一度に運べる荷物を増やせるようにする方針も打ち出した。

 女性の進出への期待は大きい。女性運転手を「トラガール」と銘打ってPRし、積極的な採用を促すとともに、荷役の負担を減らすなど、働きやすい環境づくりを呼びかけている。

 順天堂大学の川喜多喬・特任教授(キャリア・人材開発論)は「大災害で物流が止まると、人々はトラック輸送のありがたみを実感するが、日頃は当然のことと考え、高校で運送の仕事を教わる機会もない。運転手の待遇の改善に加え、『物を運ぶ仕事』の大切さに理解を広めていくことが必要だ」と話す。
※引用終わり。

運送業の人手不足は深刻であると私も実感しています。実際、私自身、運送業の顧問先を持っているので、会社側における採用の苦悩及び人手不足に伴うドライバーさん達労働者の「キツさ」は痛感するこの頃です。

私自身、過去に行政及び社会保険労務士会等の労働相談を数多くしてきましたが、正直運送業の労働相談も多く、労働トラブルが多い業界であることを実感しています。皮肉なことに現在、人手不足で苦しんでいる運送業等は、労働トラブルが多い業種でもあります。

しかし今までの問題を嘆いたり批判していても、事態は好転しません。運送業を含む人手不足が深刻な中小企業は、待ったなしだと私は思います。ネット社会の現在、簡単に業種や会社を口コミ等で比較できる反面、「うわべ」だけのイメージや評判で判断されているのは、個人的には残念な限りです。

今後、我々中小企業は、下記のような対処をコツコツ行動していく必要があると私は思います。当然のことながら、運転手を含む従業員の協力が必要です。

・車両や休憩設備等福利厚生の改善
・女性労働者・若手労働者が就業しやすい環境の整備
社内研修・免許取得等教育制度の充実
企業理念を明確にし、他社にはない会社の強み・良さを明確にする。
会社の強み・個性を明確にし、会社の情報を出来る限り多くホームページに入れ込む見直しを行う。
企業理念にあった運転手を雇うべく、面接・実技試験・適性検査等の見直しを行う。

ただし、労務管理の改善をせずに、安直に外国人労働者を雇用しても、労働トラブルが頻発し、「根本」が改善されていない為、結果的に人手不足は改善されないと私は思います。なお当事務所でも、求人・採用の見直し・改善を行っているので、ご相談いただければ幸いです。



写真は、今日の昼食で、自宅にて納豆・モロヘイヤそうめんでした。

以上、福岡・久留米ぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用・労務管理・労働トラブル対応の町医者 吉野でした。

※お問い合わせや相談したい時は、いつでも下記へ連絡願います。
福岡 久留米
採用と労務管理、労働トラブル対応の町医者 社会保険労務士 吉野正人
移動オフィス 090-2852-9529 (すぐつながります。)
メールアドレス naitya2000@gmail.com

ただし労働者側の相談も可能ですが、当事務所は会社側の相談が得意ですので、ご了承願います。
なお労働者の相談は、下記リンクの社会保険労務士をオススメします。
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Posted by naitya2000 at 23:12Comments(0)

2016年08月13日

8月13日 定時退社とダラダラ残業の関係について

福岡・久留米ぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用と労務管理の町医者 吉野正人です。

8月13日 定時退社とダラダラ残業の関係について

※キャリコネニュースより引用
なぜキャリアコンサルは「定時で帰る新人」にケチをつけるのか 大炎上した「トンデモ新入社員」記事から考える
2016.8.12キャリコネ編集部

ダイヤモンドオンラインが8月10日に公開した記事、「なぜイマドキ新入社員は定時で即帰ってしまうのか」がネットで大炎上している。

記事を書いたのは、キャリアコンサルタントの櫻井樹吏氏。就活指導や新入社員の教育を専門としており、著書に「ゆとり世代のトンデモ行動学」(ダイヤモンド社)などがある。

「何かお手伝いできることありますか」と積極的に残業することを推奨

記事中で櫻井氏は、マネージャーや先輩社員からは「新入社員が定時になると即帰る、アイツはダメだ」という声が挙がっていると指摘。新入社員が定時で帰る理由について同氏は「所属意識の違い」と分析し、持論を展開した。

「決められた時間の中で業務をこなす、こうしたアルバイト感覚、学生感覚が抜けきっていないうちは、組織に所属しているという意識が根付くまでに時間がかかります」

新入社員は仕事が終わって定時で帰るのではなく、「何かお手伝いできることありますか」と周りに声をかけ、積極的に組織に関わろうとする努力が必要だというのだ。すぐに会社から帰ろうとするのは、「所属意識よりも社会人としての意識が低い言えなくもない」ともいう。

また、社会人は「どこに居場所を求めるか」が重要としたうえで、定時で帰る新入社員のことを「会社がアウェイになっている」と批判。会社を「ホーム」として遅くまで残る中堅社員に対し、定時で帰る新入社員を「トンデモ新入社員」呼ばわりした。

その上で、「残業が必要になる場合は、残業を良い悪いではなく、何のために残業が必要なのかを新入社員に考えさせる」として記事を締めくくっている。確かに職場の居心地の良さは必要ではあるが、結局は残業ありきの労働環境を弁護するようにしか聞こえない。

「顧客に聞き触りの良い話を世間一般の常識として当たり前のように語っている」

記事には多くの批判コメントがつき、大炎上した。

「定時だから帰るんだろ?犬なのか社畜なのか知らんが、長い時間勤務すると偉い感覚の人種と一緒にすんな(笑)」
「『なぜ定時で帰るのか』。『なぜ』がつくということは、定時で帰らないのが当たり前で、帰るには理由が必要、ということだろうが、その前提から間違ってる

記事では帰れる状況でも「何かお手伝いできることはありませんか」と聞いて組織に関わる姿勢の大切さを説いているが、「残業業務命令なのに何故仕事の終わった社員の側から定時後にやること無いか確認せねばいけないのだ?」など、批判の的だ。

脱社畜ブログを運営する日野瑛太郎さんもツイッターで、

「なんだこれ。就業時間内ならともかく、就業時間後に『何かやることはありますか?』を聞かなければならない理由がまったくわからない。ズレているのはむしろ上の世代でしょう」

と糾弾している。

また、経営者からも「就職というのは職業に就く事であって、会社や職場に就く事じゃないから」「(帰属意識を持たせるには)そりゃ従業員の権利と契約をきっちり守り報酬をきっちり支払う事に決まってますよ」といった声が出ていた。

今回はキャリアコンサルタントの記事が炎上したが、コンサルの顧客は結局のところ企業経営者や役員だ。櫻井氏も自身のサイトで「中小企業向け集客採用コンサルタント」と名乗っている。

そのためネットでは「顧客に聞き触りの良い話を世間一般の常識とか守って当たり前のように語っている」「企業側には利用価値のある人材なんだろう」と見る向きもあった。結局、ポジショントークでしかない、ということなのだろうか。

※引用終わり。

この記事を読んだとき、中小企業向け集客採用コンサルタントとは何なのか?と考えさせられます。私が知っている方でも、集客・採用コンサルタントをされてる方がいますが、労務管理・法令遵守の2点が、この記事のように抜けてるような気がします。法令遵守を考えないコンサルタントは、会社側・経営者にとって継続性を考えると、個人的にはお勧めしません。

私自身も、主に会社側の立場採用・労務管理のアドバイスを行い、中小企業事業継続・発展のお手伝いをしています。ただし私は、コンサルタントという立場だけではなく、社会保険労務士という立場で考えます。今回の記事の内容は、ネット社会の現在、労使関係の考え方が大きく変化した現在では、「合わない」考え方だと私は思います。

ただし労働基準法等労働諸法令における労働時間・賃金の考え方は、大筋で「変わってない」と思います。昔も今も、日本の労働法等は、労働時間単価で割増賃金を計算します。元々、労働基準法は、製造業ベースで考えてるためだと私は思います。約20年前の「24時間戦えますか?」のコマーシャルが流行った時代は、記事のような「新入社員が定時になると即帰る、アイツはダメだ」は当たり前だったと思います。

しかしネット社会の現在、いつでもどこでも労働基準法等法律を調べる事ができます。そして長く時間を費やして働けば、売上・利益が増えるわけではない業種・会社も多くあります。無駄な長時間労働・ダラダラ残業は、余計な残業手当・割増賃金を発生させるだけで、利益を増やすどころか減らす羽目になります。

今後は、作業効率・定時に仕事を終わらせる視点労務管理が必要があると思います。実際、「ダラダラ残業させないためには、どうしたらいいか?」という相談が顧問先などから増えています。サービス残業名目で残業手当を支払わないのは、会社側にとっては非常に危険です。

ただし、ダラダラ残業したほうが収入が増えて定時で仕事を終わらせたほうが収入が少ないでは、労働者自信「やってられない」と思うのも当然です。したがって、下記のような対処が必要だと思います。

・従業員ごとに、労働時間の実態をヒアリング・調査する。それをもとに業務の見直し・配置転換を行う。適材適所の徹底。
残業許可制の徹底。会社に無断でダラダラ残業を再三注意しても改めずに行った場合は、懲戒処分(訓戒レベル)を行う。ただし、残業手当の支払いは必要です。
・定時で仕事を終わらせた者に対して支払う業務効率手当の支給。
・業務効率に貢献した者を高く評価し、賞与を多く支払う。ただし、ダラダラ残業を多くした者は低く評価し、評価に見合った賞与しか支払わない。


以上のような賃金制度の見直し・就業規則の見直し・労働契約の見直し等も必要です。なお詳細は、10月28日金曜日に行う自主開催労務管理セミナーで話をしたいと思いますm(__)m。



写真は、今日の夕食でゴーヤちゃんぷるとラタトゥイユです。きょうは健康診断を受けたので、少なめにしました(^^;)。

以上、福岡・久留米ぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用・労務管理・労働トラブル対応の町医者 吉野でした。

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Posted by naitya2000 at 22:50Comments(1)

2016年08月10日

8月10日 地域社員起用の記事から考える事

福岡・久留米ぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用と労務管理の町医者 吉野正人です。

8月10日 地域社員起用の記事から考える事

8月10日水曜日。猛暑が続く中、今日は地域社員について気になる記事がありました。

※産経新聞より引用
「すき家」が店長の転勤を原則なくす 地域社員ら起用で、2020年度までに実現
産経新聞 7月29日(金)11時34分配信

 ゼンショーホールディングス傘下の牛丼チェーン「すき家」が国内約2千店の店長を原則として、転勤がない地域正社員契約社員に置き換えることを計画していることが29日、わかった。パートやアルバイトから希望者の登用を進め、2020年度末までの実現を目指す。

 人手不足が深刻化するなか、給与面などの待遇の改善で離職を防ぎ、新卒採用の正社員は出店を加速している海外事業に重点配置する狙いがある。

 ゼンショーは14年に過重労働問題が判明して以降、1人で複数の店舗の店長を兼務することをやめ、各店に店長を置くことを目指している。現在は約2千店に対して店長は約1300人。契約社員が700人、地域正社員が300人、正社員が300人となっている。これを20年度末に契約社員を1800人、地域正社員を200人とする方針。

※引用終わり。

一時期はワンオペで話題になり、ブラック企業と騒がれた「すき家」ですが、人手不足は深刻になっているようです。昔は大企業であれば、少々問題があっても人材の確保は、中小企業に比べて安易に出来たと思いますが、そうではない状況になりつつあるように思います。

私自身も、サラリーマン時代に大企業にいましたが、本社採用の正社員で採用された場合、転勤当たり前でした。実際、私も福岡に配属され、最後は沖縄へ転勤した挙句に中小企業へ転職したのは、今となっては「良い思い出」です。ある意味、全国各地へ転勤することが企業における義務であり、当たり前だったと思います。

しかし記事のように、一部の大企業が地域社員を積極的に勧める状況からみると、時代の変化が出てきているような気がします。ある意味、人手不足の深刻化が露呈しているように思えます。ただし地域社員の場合、転勤しない反面、昇進賃金面格差が出るのは否めません。

今後、中小企業の人材確保において、転勤が無い中小企業においては、地元定住志向の強い求職者に対し、「転勤が無い」という利点を生かす必要があると思います。実際、大企業在職中で転職希望者の中には、「地元へ帰りたい」という志向の求職者も、結構多いと思います。

そして大企業における地域社員の賃金・労働時間等労働条件を比較・検討したうえで、中小企業における新規採用及び中途採用計画見直しが今後必要では?と思うこの頃です。



写真は、今日の昼食で、まさにすき家の牛丼です(^^;)。

以上、福岡・久留米ぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用・労務管理・労働トラブル対応の町医者 吉野でした。

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Posted by naitya2000 at 22:47Comments(0)

2016年08月04日

8月4日 PCを使えない学生が急増から採用について考える事

福岡・久留米ぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用と労務管理の町医者 吉野正人です。

8月4日 PCを使えない学生が急増から採用について考える事

8月4日木曜日。今日は、パソコンに関する気になる記事がありました。

※ITmediaより引用
「PCを使えない学生が急増」の問題点
ITmedia ビジネスオンライン 8月4日(木)12時28分配信

多くの学生はPCを使いこなすよりも、スマホで十分と考えている
 「PCを使ったことがない」という新社会人がここ数年増えている。
「若い人のほうがITに対してのスキルが高い」と思いがちだが、実際にはどうやらそうでもないらしいのだ。

 総務省の「平成24年通信利用動向調査」によると、「PC」の世帯普及率は75.8%となっているのに対し、「スマートフォン」の普及率は49.5%。この調査で見られるのは世帯対象であり、世代別、個人ではない。そこで、内閣府の「平成25年度 我が国と諸外国の若者の意識に関する調査」を見ると、中学生までの「PCを所有している率」が諸外国に比べてかなり低い結果になっている。海外先進国の中学生の80~90%が自分のPCを所有しているのに対し、日本は約30%しか持っていないのだ。

 いつから若者はPCを使わなくなったのだろうか。
 今の40~50代の大人たちが10代の1980年代、日本電気(NEC)製PC-8801、PC6001、PC9801、富士通FM-7を筆頭とした「マイコンブーム」(当時はPCという呼び名ではなかった)があった。10代の少年たちは雑誌に掲載されたプログラム(主にBASIC)を入力してゲームがしたいがために、親に頼んで高価なマイコンを購入してもらったものだ。

 もちろん、すべての40~50代がそうであったわけではない。あまり触れる機会のなかった人たちは社会人になってから、会社の研修などを通じてPCのスキルを磨いていった。当時はPCを使いこなせる人が少なかったので、会社でたびたび研修などが開かれていた。

 またアラサー世代は1990年代の「Windows 95、98、XPブーム」を経験している。学生時代にPCを買って、Wordの使い方などを習得した人が多い。

 しかし今、PCに代わりメインプレイヤーになったのが「スマートフォン」だ。30代までの大人たちが遊びの中で学んだPCのスキルを持って社会人になったのに対し、彼らは日常でPCを使っていない。文字入力もキーボードよりフリック入力なのである。

 プライベートではスマートフォンで十分かもしれないが、企業では「PCを使って書類作成」という作業が加わる。社会人デビューを果たした直後にキーボード入力、WordやExcelでの書類作成という即戦力のスキルが問われるのだ。

 大事なことは、高校生や大学生のうちにPCに慣れ親しむ環境だろう。大学進学を機にPCを購入したり、親から買い与えられるというケースが多いはずだ。そこで、実際に大学生の現状はどうなのか、関係者に聞いてみることにした。

●PCを使いたがらない学生が増えている
 「最近の学生はPCを使いたがらない」というのは本当なのだろうか。そこで某私立大のA准教授に話を聞いてみた。Aさんは学生のPC使用状況をこう見ている。

 「学生はWordやExcelの検定試験に合格することが就職に有利になると思い込んでる感じですが、『レポートをWordで書いて提出してください』と言うと『手書きではダメですか?』と聞いてくる学生も少なくありません。スマホは生活の必需品なのに、PCは『できれば使いたくないモノ」なのかもしれません。

 大学からPCのアドレスが学生に配布されていますが、4年間で1度も使っていない生徒もいます。彼らのデフォルトはスマホで使うLINEなので、ウチの学部は仕方なくLINEを導入しました。例えば、履歴書の内容を修正するときには、手書きで書かれた履歴書をスマホで撮影し、LINEに添付して送ってくることもあります」

 そもそも学生はPCを持っているのだろうか。これについてもAさんはこう語っている。
 「1人暮らしの学生は大学生になるときに親に買ってもらうようですが、多くの学生は『レポート書くくらいしか使わない』と言ってます。エンタメ系や情報収集はスマホやタブレットで済むので、PCの重要度が薄れて使わなくなっているのかもしれません。

 とはいえ、まだ持っている学生はいいほうでしょうね。学生になってから、ぼちぼち買い始める生徒もいますけど、バイト代をそこにそそぐのは優先度低い感じです。実家から通う子の中には、親のPCや大学のモノで済ませるという学生もいますから」

●PCスキルが乏しい原因
 Aさんが話すように、1人暮らしの学生は親にPCを買ってもらうケースは多いようだが、自らアルバイトで購入するという優先度は低いようだ。これを裏付けるように都内の私立大に通う19歳の女子大生・Sさんはこう話してくれた。

 「メールや調べ物もスマホで済むし、テレビもスマホで見られるのでPCは社会人になってから買えばいいかなと思ってます」

 「ノートPCは欲しいか?」と聞いてみると、「あったら便利だなと思うけど、バイト代で買うには高いし、親に相談したら『高いから今は買えない』と言われちゃいました。社会人になったら会社でも使うから必要だとは思っています」

 次に「PCの価格を知ってるか?」と尋ねると、「家電量販店などにスマホは見に行くけれど、PCは見に行ったことがないので分かりません。でも、10万円くらいしますよね? 友たちが持っているのでAppleの薄いPC(MacBook Air)は欲しいんです。でも高いんですよね?」

 学生にも人気のMacBook Airが、彼女たちの「ノートPCの価格の基準」になっているようだ。確かにMacBook Airの価格は安くても約10万円はする。彼女たちの親の世代のPCの価格の概念も当時の15万、20万といった価格のままであれば、必然的に家庭でのPCの価格の解釈は高いままなのであろう。

 このような大学の現状、学生の認識であるのは、それまで学校や家庭でPCに触れる機会が少ないこと、欧米の先進国に比べPCやインターネットのスキルやリテラシー教育が乏しいことが原因だろう。多くの職業でPCを使うのが当たり前になってきた現在社会において、大人が子どもたちにPCを利用させ慣れ親しむ環境を与えてやることは、教育の一貫ではないだろうか。

 マイコン・PCで育った世代が教える、「インターネットは使い方を間違えると怖いもの」ならそれを教える。もちろんPCを使った教育は学びの現場でもある学校にも問われるだろう。だが今、企業でPCを使っている世代は学校で学んだだろうか。家庭やプライベートでPCを使わせることが、必要な気がしてならないのだ。

●実は入門機は安いノートPC
 このようにスマートフォンがコンシューマ市場においてデフォルトとなり、「スマホネイティブ」になった学生が控えている現状を考えれば、今後も「PCが使えない新社会人」が増えることは容易に想像できる。だからこそ、高校生や大学生のうちにPCを使うこと、所有すること」がIT化する社会の中で大事な教育の1つになってきているのではないだろうか。

 だが、当たり前のことだが、学生はお金がない。そうであれば、親が買い与えたり、アルバイトをして買うことになるだろう。「できれば出費は少なくしたい」――それは、どの家庭でも思うことだ。そこで購入のハードルが低いのが「入門機」と呼ばれる低価格機だ。

 海外のメーカー「エイサー(日本エイサー)」は比較的低価格のノート型PCをラインアップしていることで知られている。2016年7月現在、エイサーのラインアップの中で入門機として位置付けられるのが「Aspire One Cloudbook 11」だ。実売価格4万4800円である。

 日本メーカーからも低価格機は販売されている。マウスコンピューター製の「m-Book MB-B501E」も直販価格3万9800円(税別)とお買い得なモデルだ。

 このように海外メーカー、国内メーカー問わず、各メーカーは低価格の入門機を用意している。もちろん、高額だがハイスペックな機種を購入するのも悪いことではない。とはいえ、多くの家庭ではこの価格帯なら「検討の余地がある」といった感じではないだろうか。

●スキルに差が生じている
 佐賀県で6月に「県立高校の校内サーバーや県教委の教育情報システムへの不正アクセスで高校生を逮捕」という事件が起きた。ひょっとすると「若者のPC離れ」というより「スキルに差が生じている」というのが正しいのかもしれない。

 もちろん、不正行為をはたらくのがスキルが高い若者というわけでもない。筆者の知り合いにもITライターよりスキルの高い一般の大学生がたくさんいることも付け加えておきたい。彼らは間違いなく、卒業後に企業の即戦力になることは間違いないだろう。

 社会に出てから現場で「あいつはPCさえも使えない」と後ろ指差されないように、社会人の必須スキルとして認識する必要がある。もちろん、当事者の若者だけではなく、親の世代も今後考えていくべき問題なのではないだろうか。
(甲斐寿憲)

※引用終わり。

この記事を読んで、正直考えさせられました。ネット社会の現在、現在の10代から20代は、スマホ・タブレット世代です。スマホ・タブレットを毎日使っているから、パソコンスキル(パソコンを使いこなす能力)が長けているわけではありません。

中小企業の採用において、パソコンが使えるか否かは、重要な要素です。特に事務系・営業系・技術系等は、ワード・エクセル・パワーポイント等は必須だと思います。しかし、この記事で「PCは社会人になってから買えばいいかなと思ってます」という発言をする大学生がいらっしゃるのには、私自身、正直びっくりしました。

現在、私には高校1年生の娘がいますが、実際パソコンの授業があります。工業高校・商業高校だけでなく、普通科の高校でもパソコン実習は行われているのが実情のようです。スマホ・タブレットが出来ても仕事にはならないので、パソコンが使えるようにする教育は学生時代から必要であると私も思います。

なお中小企業の採用試験時には、実際にパソコンを使って模擬的な見積書類作成等の実技試験を行うことをお勧めします。なお採用後の教育として、Off-JT(職場外訓練)の一つとして、パソコン実習などの導入も必要であると私は思います。



写真は先日、福岡で昼食として食べた肉肉うどん(大盛700円)です。

以上、福岡・久留米ぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用・労務管理・労働トラブル対応の町医者 吉野でした。

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Posted by naitya2000 at 20:05Comments(0)

2016年08月03日

8月3日 高校生等のアルバイトの労働条件の確保について

福岡・久留米ぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用と労務管理の町医者 吉野正人です。

8月3日 高校生等のアルバイトの労働条件の確保について

8月3日水曜日。今日は、高校生アルバイトに関する気になる記事がありました。

※厚生労働省プレスリリース引用(平成28年7月20日)
報道関係者各位

高校生等のアルバイトの労働条件の確保について要請しました
~厚生労働省と文部科学省が連携し、高校生アルバイトの多い業界団体に要請~

 厚生労働省は、このたび、文部科学省と連携して、高校生アルバイトの多い業界団体に対し、高校生及び高等専修学校生のアルバイトに関し、労働基準関係法令遵守のほか、シフト設定などの課題解決に向けた自主的な点検の実施を要請しました。

 また、この要請に先立ち、厚生労働省は、一般社団法人日本経済団体連合会、日本商工会議所、全国中小企業団体中央会に対しても労働基準関係法令の遵守や、シフト設定などの課題への配慮について要請しました。

 これらの要請は、平成27年12月から平成28年2月にかけて実施した「高校生に対するアルバイトに関する意識等調査」の調査結果を踏まえ、高校生等アルバイトの労働条件の確保に向けた取組の一環として行ったものです。

 厚生労働省は、今後も、高校生等に対する労働基準関係法令の周知・啓発相談への的確な対応など、高校生等のアルバイトの労働条件の確保に向けて取り組んでいきます。

【要請の内容】

1 労働契約の締結の際の労働条件の明示、賃金の適正な支払い、休憩時間の付与、満18差未満の時間外・休日・深夜労働の禁止等の労働基準関係法令を遵守すること

2 高校生等の本分である学業とアルバイトの適切な両立のため、シフト設定などの課題へ配慮すること

※引用終わり。

人手不足の現在、中小企業にとって高校生のアルバイトも貴重な労働力です。しかし、高校生という立場を配慮した労務管理を結ばないと、労働トラブルになりかねません。今回の記事は厚生労働省のプレスリリースで、行政が周知してほしい為、各マスコミに公表した内容です。

このプレスリリースの通り、労働基準法等法令遵守学業とアルバイトの両立を配慮した労務管理は必然であると私は思います。しかし人手不足の現在、中小企業にとって「猫の手も借りたい」のが現状だと思います。正直、学生アルバイトでも勤務態度の悪い問題労働者がいるのも事実です。

今後は高校生アルバイトであっても、採用時の書類選考・面接はしっかり行う必要があると思います。労働条件が合うからという安直な採用は危ないと思います。最低でも、会社の考え・企業理念共感しているか否かは判断基準にしたほうが良いと思います。

また採用後の労働条件通知書だけでなく、労働契約書の署名捺印は必要です。特に高校生の場合は、労働基準法上では「年少者」に該当し、通常の成人労働者に比べて、残業などの労働時間の制限・深夜労働・年少者の年齢証明書制約が多い点は、注意が必要です。不明な点は、早めに私を含む社会保険労務士に相談していただければ幸いです。

今後は、労働トラブルが直ぐにネット等表面化しやすいので、早めの相談と対応が必要だと思います。特に高校生等の労働トラブルは、本人だけでなく親を巻き込んだ挙句、労働トラブルが大きくなりやすいので、注意が必要です。



写真は今日の夕食で、鮭のムニエル・ラタトゥイユ・鶏の唐揚げ等です。

以上、福岡・久留米ぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用・労務管理・労働トラブル対応の町医者 吉野でした。

※お問い合わせや相談したい時は、いつでも下記へ連絡願います。
福岡 久留米
採用と労務管理、労働トラブル対応の町医者 社会保険労務士 吉野正人
移動オフィス 090-2852-9529 (すぐつながります。)
メールアドレス naitya2000@gmail.com

ただし労働者側の相談も可能ですが、当事務所は会社側の相談が得意ですので、ご了承願います。
なお労働者の相談は、下記リンクの社会保険労務士をオススメします。
社会保険労務士おくむらおふぃす



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Posted by naitya2000 at 23:09Comments(0)

2016年08月02日

8月2日 学生アルバイトをめぐる労働トラブルについて

福岡・久留米ぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用と労務管理の町医者 吉野正人です。

8月2日 学生アルバイトをめぐる労働トラブルについて

8月2日火曜日。今日は、学生バイトとSNSに関する気になる記事がありました。

※キャリコネより引用
ブラックバイトのLINEスクショが拡散され大炎上 テストでシフトに入れない学生に「意味がわからない。寝なければいいじゃん
2016.7.15
キャリコネ編集部

学生アルバイトに過大な責任を要求する「ブラックバイト」が問題となっている。シフトを強引に決められ、学業に支障をきたす学生も少なくない。

そんな中、愛知県内の牛丼チェーン店でアルバイトをしているという学生が7月13日、社員とやりとりするLINEのスクリーンショットツイッターに投稿。その内容が「ひどすぎる」とネット上で炎上している。

「雇用を人質にして無理強いするバイト多すぎ」と批判殺到

やりとりの概要はこうだ。学生は、翌日にテストがあるため深夜0時から朝5時までのシフトに入れないことを店側LINEで伝えたが、社員は

「9-14のシフトで9時半からテストだから行けないんですってのならわかるけど、それで0-5出れないってのが意味がわからない」

と返信。さらには「寝なければいいじゃん」「そのまま、5アップ後、勉強したらいいじゃん」という驚きの言葉を送っている。

バイトの学生はこれに反発。そもそもシフトは固定ではないのだそうで、「勝手に入れられて、僕が都合悪くなったら説得してシフトに入れようとするのはどうなんですか?」と返信している。

この投稿が2万件以上リツイートされた。学生が、ブラック企業すき家の社員やべえだろ、労働環境全く解決してねーよ」と投稿していたこともあり、ツイッターやはてなブックマークでは、

「あれだけ問題になったのに何も解決していないのか…」
「最近は雇用を人質にして無理強いするバイト多すぎだろ」
「すき家の社員もきっと苦しいんだよ…苦しさが苦しさを呼ぶ地獄やな…」

といった声が殺到した。

ゼンショー広報は「現在社内で調査中」と回答

すき家といえば、従業員一人に深夜営業を行わせる「ワンオペ」が問題となり、運営会社のゼンショーが第三者委員会を設置するなどして、労働環境の改善に向けた取り組みを進めているところだ。

もし仮にこのやり取りが事実だとすると、社員の意識は全く変わっていない、ということになってしまう。キャリコネニュースの取材に対し、同社広報担当者は

「現在ネットで出回っているLINEでのやり取りについては、社内で調査を行っているところです。詳細についてはお答えできません」

と述べるにとどまった。

その後の学生のツイートによると、社員からは「シフト入れないなら辞めたら?」とも言われたという。本部ともやりとりをしているというが、学生は「今本部と話し合ってマネージャーが今の店舗から異動しない限り、今回の画像(※LINEのスクリーンショット)は消さないと言いました」と強気な姿勢を見せている。

※引用終わり。

今回の記事は、いわゆるLINE等SNSを業務連絡で使用し、勤務日時(シフト)の件で直属場で、ある社員と学生バイト間で労働トラブルになった事案です。現在は記事のように、LINE等SNSを利用して従業員間の業務連絡を日常使ってる会社が多いようです。

しかし記事のように、LINE等SNSは便利な反面、労働トラブル表面化・拡大させる場合があるように思います。今回の記事を読むと、企業内の業務連絡とは思えない「日常会話」のような論調でLINEをやり取りしています。

そして、LINEでのやり取りをスクショ(画像コピー)して、違うSNSであるtwitterで不特定多数に対し晒しています。ネット社会の現在、悪い噂・酷い出来事は猛スピードで広まります。

皮肉なことに、労働トラブルでは一時期ネット界でも話題になった「すき家(㈱ゼンショーホールディングス)」の事案だったこともあり、ネットで急速に広まり、今回のように記事になってしまったようです。

今回の件も、学生バイトに対する中間管理職である社員の対応です。最近のトラブルは、中間管理職での初期対応を怠ると、今回の記事のように本社・経営者レベルに至る重大事になる事例が多いと思います。

今後は、昨日とほぼ同じですが、下記のような対処が必要だと思います。

LINE・グループウェア・メール等社内での業務連絡手段を明確にする。(個人的には、個人携帯メール・個人アカウントによるLINEはおススメしません。会社提供の携帯、業務用メールアドレス、グループウェアのみをお勧めします。)

社内業務に関するルールを定め、LINE等のSNS・メール・グループウェア使用の場合は、SNS等社内業務使用規程作成し、周知、従業員教育を行う。

中間管理職に関しては、本社・経営者との報告・連絡・相談を密に行い、パワハラ・セクハラ対策部下への言葉遣いを含む労務管理に関する基本的な教育を行う。


以上のような対処が必要だと思います。LINE等の文章やメールでの文章は、労働トラブル時に労使双方証拠となります。そして、ネットで拡散することも簡単です。今後は、部下への言葉遣いSNS活用方法など中間管理職の労務管理が、企業のカギを握ると実感するこの頃です。



写真は今日の昼食で、顧問先から頂いたふくやのクリームバジルパスタ(明太子入り)でした。

以上、福岡・久留米ぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用・労務管理・労働トラブル対応の町医者 吉野でした。

※お問い合わせや相談したい時は、いつでも下記へ連絡願います。
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採用と労務管理、労働トラブル対応の町医者 社会保険労務士 吉野正人
移動オフィス 090-2852-9529 (すぐつながります。)
メールアドレス naitya2000@gmail.com

ただし労働者側の相談も可能ですが、当事務所は会社側の相談が得意ですので、ご了承願います。
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Posted by naitya2000 at 21:48Comments(0)

2016年08月01日

8月1日 いわゆるSNS・ネット・メールの職場利用について

福岡・久留米ぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用と労務管理の町医者 吉野正人です。

いわゆるSNS・ネット・メールの職場利用について

8月1日月曜日。今日は、SNSの職場利用に関する気になる記事がありました。

※毎日新聞より引用
<セクハラ温床?>勤め先で使うLINEで注意するべき点は
毎日新聞 7月31日(日)9時30分配信

業務連絡のために使ったLINEがセクハラのもとに……
 業務連絡のために無料通信アプリLINE(ライン)を使うケースもあるでしょう。便利ですが、一方でセクハラの温床になることもあります。特定社会保険労務士の井寄奈美さんが、アルバイトスタッフ間で起こったセクハラ事例から、その対応法を解説します。

 ◇エスカレートしたメッセージの内容

 ある小売業の本社人事部に、アルバイトの女性スタッフAさんの父親から電話がありました。「うちの娘が、他のアルバイトからストーカーを受けて困っている。おたくはどういう管理をしているんだ!」

 電話によると、Aさんが勤務する店舗では、アルバイトの急な欠勤の際の交代などのために、ラインで社員やアルバイトが連絡を取り合っているとのこと。Aさんは、出社初日に店長から「連絡に使うのでラインのグループに入れておくね」と、半ば強制的に登録され、それをきっかけに、同じアルバイトの男性スタッフBさんからつきまとわれている、というのです。

 人事部は、まず店長に事実関係を確認しました。店長は連絡用にラインを使い、グループ登録していることは認めましたが、「これまでライン利用で大きなトラブルはありません。Aさんから1度相談はあったけれども、個人間の話なので立ち入りませんでした」とのことでした。

 そこでAさんに事情を聴くと、働き始めてすぐに、シフトが一緒になることが多いBさんから、「昨日は休んでいたけどどうしたの?」「家は○○(駅名)だっけ? その近くにおすすめのお店があるから今度一緒に行かない?」といったメッセージが、頻繁に来るようになったと言います。

 仕事を教えてもらっていたこともあり、無視することもできませんでしたが、仕事以外のプライベートでBさんと過ごすことは考えられませんでした。ただし、Bさんからのメッセージには、ハッキリと拒絶反応を示さなかったそうです。

 そうした対応を見たBさんはエスカレートしていきました。メッセージの内容は、「来月、ボクは○曜日の遅番に入るからね」「今日のワンピース、僕の好みだったよ」など、まるで付き合っている彼女に送るようなものになっていったのです。

 ◇まともに取り合わなかった店長の対応の悪さ

 Bさんが積極的にAさんにアプローチをしている様子は、グループ内のメッセージとして見ることができたため、アルバイトスタッフの間でうわさになるほどでした。Aさんは、ハッキリと「違う」と言いたかったのですが、先輩Bさんの立場に配慮して、明確に意思を表示できませんでした。

 ただ、店長には事情を話し、「ラインのグループから外れたい。個人的なやりとりはやめたい」と伝えました。しかし、店長からは「大きなトラブルは起こっていないし、ラインがないと不便だよね。急にグループから外れたら他のスタッフから変に思われるよ」「Aさんはかわいいから人気があるんだよ。アルバイト同士の恋愛関係まで口を出せないしな……」と言われて、まともに取り合ってもらえませんでした。

 Aさんは、他の仕事を探すことも考えましたが、ひとり暮らしでお金も必要なので収入を途絶えさせたくありませんでした。また、Bさんのことを除けば、働きやすい職場だったので仕事を続けることにしました。

 ◇職場とプライベートをきちんと切り分ける

 勤務を始めて2カ月目。Aさんは、Bさんとはできるだけ同じシフトに入らないようにして、話しかけられても最低限のことしか返さないようにしました。しかし、Bさんからは「周りの誰かに何か言われたの? 僕は気にしてないよ」など、AさんがBさんのことを特別に考えているので、わざとシフトを外したり、そっけない態度を取っていると思い込んだ様子のメッセージがやってきたのです。

 さらに、「会えないとさみしい」「終わる時間に外で待っているね」などとしつこいメッセージが増えていきました。困り果てたAさんが両親に相談をしたところ、父親が「店長が対応しないなら本社に掛け合うしかない」と言って電話し、今回のケースが発覚したのです。

 本来、携帯電話番号やソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)アカウントは、プライベートのものです。便利ですが、業務用連絡網としてプライベートの携帯番号アカウントを用いるのは、いかがなものでしょう。

 このケースのように、社員やスタッフ同士でプライベートな領域に踏み込みすぎるリスクもあります。しかも、それが会社から見えないところで起こってしまうのです。まずは、会社側がきちんと職場プライベートを切り分けることが、ハラスメント防止の第一歩になるでしょう。
※引用終わり。

井寄先生は、社労士業界でも労務管理や労働トラブル関係の書籍も出版されている有名な先生です。私も、今回の記事において、井寄先生の見解に共感します。

最近は、社内での業務連絡等コミュニケーション手段として、メールやLINE等SNS、サイボウズ等のグループウェア活用が増えていると思います。しかし、これらSNS等は、便利な手段・道具にすぎず、使い方を誤ると、記事のようなセクハラ・パワハラ等労働トラブルにもなりかねないと思います。

この記事で特に気になったのは、中間管理職である店長の対応です。最近のトラブルは、中間管理職での初期対応を怠ると、今回の記事のように本社・経営者レベルに至る重大事になる事例が多いと思います。

今後、このようなSNS・ネット・メールの職場利用に関しては、下記のような対処が必要だと私は思います。

・LINE・グループウェア・メール等社内での業務連絡手段を明確にする。(個人的には、個人携帯メール・個人アカウントによるLINEはおススメしません。会社提供の携帯、業務用メールアドレス、グループウェアのみをお勧めします。)

・社内業務に関するルールを定め、LINE等のSNS・メール・グループウェア使用の場合は、SNS等社内業務使用規程作成し、周知、従業員教育を行う。

中間管理職に関しては、本社・経営者との報告・連絡・相談を密に行い、パワハラ・セクハラ対策を含む労務管理に関する基本的な教育を行う。

以上のような対処が必要だと思います。今後は、中間管理職の労務管理が、企業のカギを握ると実感するこの頃です。



写真は今日の昼食で、自宅にてとろろそばでした。

以上、福岡・久留米ぶっちゃけ社労士(主に会社側の視点で、労使間の建設的な信頼関係構築を目指し、企業の継続・繁栄のお手伝いをする、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用・労務管理・労働トラブル対応の町医者 吉野でした。

※お問い合わせや相談したい時は、いつでも下記へ連絡願います。
福岡 久留米
採用と労務管理、労働トラブル対応の町医者 社会保険労務士 吉野正人
移動オフィス 090-2852-9529 (すぐつながります。)
メールアドレス naitya2000@gmail.com

ただし労働者側の相談も可能ですが、当事務所は会社側の相談が得意ですので、ご了承願います。
なお労働者の相談は、下記リンクの社会保険労務士をオススメします。
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Posted by naitya2000 at 23:20Comments(0)