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2016年06月22日

6月22日 平成27年度個別労働紛争解決制度の施行状況より思うこと

福岡・久留米ぶっちゃけ社労士社労士の立場から労使間の建設的関係を目指す、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと 採用と労務管理の町医者 吉野正人です。

平成27年度個別労働紛争解決制度の施行状況より思うこと

6月22日水曜日。今日は、厚生労働省ホームページに興味深い記事がありました。

※平成28年6月8日 厚生労働省ホームページ・プレスリリースより引用

報道関係者各位
「平成27年度個別労働紛争解決制度の施行状況」を公表します
総合労働相談は8年連続100万件超、内容は「いじめ・嫌がらせ」が4年連続トップ

 厚生労働省は、このたび、「平成27年度個別労働紛争解決制度の施行状況」をまとめましたので、公表します。

個別労働紛争解決制度」は、個々の労働者と事業主との間の労働条件や職場環境などをめぐるトラブルの未然防止や早期解決を支援するもので、「総合労働相談※1」、労働局長による「助言・指導※2」、紛争調整委員会による「あっせん※3」の3つの方法があります。

平成27年度は、前年度と比べ、総合労働相談の件数が微増、助言・指導申出、あっせん申請の件数が減少しました。ただし、総合労働相談の件数は8年連続で100万件を超え、高止まりしています。

また、総合労働相談のうち、民事上の個別労働紛争の相談内容では「いじめ・嫌がらせ」が66,566件と、4年連続で最多となりました。

【ポイント】
1 助言・指導申出件数、あっせん申請件数のいずれも前年度と比べ減少
  助言・指導申出件数、あっせん申請件数は減少傾向にあるものの、総合労働相談件数が8年連続で100万件を超えるなど、高止まり (第1・2図)
総合労働相談件数 1,034,936 件(前年度比0.2% 増)
→うち民事上の個別労働紛争相談件数 245,125 件(  同  2.6% 増)
・助言・指導申出件数 8,925 件(  同  5.8% 減)  
・あっせん申請件数 4,775 件(  同  4.7% 減)
2 「民事上の個別労働紛争の相談件数」「助言・指導の申出件数」「あっせんの申請件数」の全てで、「いじめ・嫌がらせ」がトップ
・民事上の個別労働紛争の相談件数は、66,566件(前年62,191件)で4年連続トップ。(第2表)
・助言・指導の申出では、2,049件(前年1,955件)で3年連続トップ。(第5表)
・あっせんの申請では、1,451件(前年1,473件)で2年連続トップ。(第8表)
3 助言・指導、あっせんともに迅速な処理
・助言・指導は1か月以内に99.1%、あっせんは2か月以内に90.1%を処理。(第10・13表)

※1 「総合労働相談」: 都道府県労働局、各労働基準監督署内、駅近隣の建物など381か所(平成28年4月1日現在)に、あらゆる労働問題に関する相談にワンストップで対応するための総合労働相談コーナーを設置し、専門の相談員が対応。

※2 「助言・指導」: 民事上の個別労働紛争について、都道府県労働局長が、紛争当事者に対して解決の方向を示すことにより、紛争当事者の自主的な解決を促進する制度。

※3 「あっせん」:紛争当事者の間に、弁護士や大学教授など労働問題の専門家である紛争調整委員が入って話し合いを促進することにより、紛争の解決を図る制度。

※引用終わり。

私自身、某労働基準監督署で非常勤職員として総合労働相談員をしていたので、このプレスリリースは、非常に興味深いです。内容的に、労働相談の件数は増加している反面、あっせんの件数が減少しているのが印象的でした。そして、相談内容において、「いじめ・嫌がらせ」が多い点が非常に気になります。

社労士として、顧問先を訪問し日々相談業務をしていますが、労使間における相談内容は、いじめ・嫌がらせ等パワハラ関係が多くなっているような気がします。また現在の労働相談は、昔のように労働基準法等労働法だけでは解決できない内容が、増えているような気がします。

また、労働トラブルにおける解決制度として、都道府県労働局で行うあっせん制度があります。迅速な反面、あっせんが1回であり、解決金額も少額かつあっせん委員の質の格差が大きい点で、利用が減ってるように私は思います。また、労働者側弁護士さんによる動きが活発になった為、少額解決になりやすいあっせんは敬遠され、労働審判・訴訟等に移行しているような気もします。

社労士と言う立場は、あくまでも社内間レベルでの早期円満解決再発防止・予防が主たる業務であると私は思っています。私自身、労働トラブルは人間関係のトラブルであると認識しています。今後も、労働双方の言い分をヒアリングし、社内レベルで円満解決すべく助言・指導を行っていきたいと思います。



写真は、今日の夕食で、エビピラフ、もろみで野菜、高野豆腐、ひじき煮物、かぼちゃ煮物です。

以上、福岡・久留米ぶっちゃけ社労士社労士の立場から労使間の建設的関係を目指す、ぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用・労務管理・労働トラブル対応の町医者 吉野でした。

※お問い合わせや相談したい時は、いつでも下記へ連絡願います。
福岡 久留米
採用と労務管理、労働トラブル対応の町医者 社会保険労務士 吉野正人
移動オフィス 090-2852-9529 (すぐつながります。)
メールアドレス naitya2000@gmail.com

ただし労働者側の相談も可能ですが、当事務所は会社側の相談が得意ですので、ご了承願います。
なお労働者の相談は、下記リンクの社会保険労務士をオススメします。
社会保険労務士おくむらおふぃす



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Posted by naitya2000 at 23:16Comments(0)