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2014年01月08日

1月8日 焼肉えびすの元社長の記事から見た経営者の責任

福岡・久留米のぶっちゃけ社労士(会社側の立場でぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用と労務管理の町医者 吉野正人です。

1月8日水曜日。昨日今日と日常業務でした。昨日は、今年初めての顧問先の相談対応でした。今年も採用・労務管理・労働トラブルと一緒に考え、行動し、解決していきたいと思います。評論家にならず、一緒にプレイヤーとして行動し、コンサルの立場で専門分野についてアドバイスしていきたいと思います。

顧問先訪問以外は、自宅にて手続き書類の作成・発送作業と通常作業を行いました。その後、2月14日金曜日に行う「第13回 ブラック社員を雇わない為には?ブラック社員対策セミナー」のレジュメ作成に明け暮れました。なお、現在セミナー参加者受付中です。

今日は気になる記事がありました。

※週刊ポストより引用

焼肉えびすの土下座ユッケ社長 運送業界で運転手として働く
2014.01.05 16:00

※週刊ポスト2014年1月17日号
 2011年4月の「焼肉酒家えびす」の食中毒事件。問題のユッケを提供したフーズ・フォーラスの勘坂康弘・社長は、「生食用の牛肉はありません!」と大声を張り上げて「基準を作らない厚労省」の責任を指摘。“加熱用肉を生で出すのは業界の常識”との見解を述べた。

 だが、死者5人、被害者181人を出した状況での発言は、「開き直り」と受け止められた。勘坂氏は報道陣の前で土下座したが、「パフォーマンスだ」とさらなるバッシングを浴びた。

 事件から約2か月後、勘坂氏は本誌インタビューに応じ、「賠償のために全財産を充てる」と語ったが、2年が過ぎた今も被害者への補償は進んでいない。勘坂氏は自己破産して妻と離婚し、単身で金沢市内の賃貸マンションで暮らす日々だという。再起に協力する知人がこう明かした。

「『飲食店でアルバイトしている』という報道もありましたが、飲食関係はやっていない。運送関係の職場でドライバーをしています」

 だが、その程度では賠償金の返済には焼け石に水だ。
「経営手腕はある。まだ刑事罰になるかどうかの結論は出ていない。不起訴か起訴猶予になれば、事業をもう一度始めたいと希望しています」(同前)

 また、仕入れ先の食肉卸業者に約3億1000万円の損害賠償訴訟を起こしてもいる。“大腸菌は卸業者の時点で付着していたのだから、それを提供された「えびす」は被害者である”という理屈で、一部の被害者も原告に名を連ねている。しかし裁判は長引いており、勝訴しても補償金に回るにはかなりの時間を要するのは確実だ。

 現在の勘坂氏の心境については、「逆ギレと批判され、土下座をしたことも蒸し返されたくないようです。(裁判以外の場では)事件のことについて語ることはないでしょう」(同前)とのことだった。

※引用終わり。

今思い返すとひどい事件でした。この事件については、仕入先などブラックな部分もあり一筋縄では行きません。その点はコメントを控えます。ただ確かなのは、問題がある仕入先を使った責任は経営者であり、結果的にお客様が亡くなられたのも経営者の責任と言う事実です。この事件で会社は解散し、従業員の雇用は失われています。

この事件を振り返ると、経営者の判断・行動一つで会社は簡単に吹っ飛んでしまうと実感しました。特にトラブル発生後の初期対応を間違えると、この事件のようにネットやマスゴミに槍玉にあげられています。その後、会社も無くなり、裁判は長期化し、社長自身も離婚されて家族も崩壊し、現在運送会社のドライバーとして働いてます。このような現状を見ると、正直なんとも言えなくなります。。。ご遺族への損害賠償も難しい状況に思えます。

この事件で、中小企業にとって利益・経費削減も大切ですが、お客様を大切にすること、働く従業員を大切にしなければならないと実感しました。そして、この社長さんが活躍された頃のインタビューなどの記事を読むと、熱い思いを持ちながら「拡大路線」にひた走ってらっしゃったのを感じます。私自身は、拡大路線に走りすぎた歪みとなおざりにしてしまった「食の安全性」や「衛生面」が表面化してしまったように思えてなりません。

今回この記事から、中小企業は、企業の拡大より「企業の継続性」、「利益・人材・顧客のバランス」を保ちながら経営していく必要があると実感しました。





写真は今日の夕食で、ホワイトソースでクリームシチュー・トマトソースのパスタ・ブロッコリーとソーセージのパスタです。パスタが2種類もあり、おいしかったです(^^)。

以上、福岡・久留米のぶっちゃけ社労士(会社側の立場でぶっちゃけた相談ができる社労士)こと 採用と労務管理の町医者 吉野でした。



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Posted by naitya2000 at 21:10Comments(0)