2015年11月02日

11月2日 秋田書店:懲戒解雇の元女性社員と和解の記事から学ぶこと

福岡・久留米のぶっちゃけ社労士(会社側の立場でぶっちゃけた相談ができる社労士)こと 採用と労務管理の町医者 吉野正人です。

秋田書店:懲戒解雇の元女性社員と和解の記事から学ぶこと

11月2日月曜日。11月に入り、とうとう今年も2ヶ月を切りました。今日は、少し前に話題になった秋田書店で従業員が懲戒解雇となった件に関する和解記事について書きたいと思います。

※毎日新聞より

秋田書店:懲戒解雇の元女性社員と和解
毎日新聞 2015年10月28日 18時49分(最終更新 10月28日 19時28分)

 秋田書店(東京)から「読者プレゼントを窃取した」などとして懲戒解雇された元社員の30代の女性が、同社を相手取り懲戒解雇の撤回や慰謝料を求めていた裁判で28日和解した。女性側によると、女性が合意退職したことを互いに確認することや会社側が解決金を支払う内容。

 同社は読者プレゼントの景品数を水増しした問題で2013年に消費者庁から措置命令を受けている。

 訴状などによると、女性は07年入社。読者プレゼントを担当し「購入する商品は一つで当選者は10人」などの不正の指示を受けていたという。女性が上司に不正をやめるよう訴えると「おまえを潰す」などの暴言を受け、精神疾患で11年9月に休職、12年3月にプレゼントを窃取したとして懲戒解雇された。女性は「窃取しておらず懲戒解雇は無効」と主張してパワハラへの慰謝料を求めていた。

 和解内容には、女性が商品を窃取したなどとするホームページ上の社告の削除も含まれている。女性は「会社の謝罪がないのは残念だが、懲戒解雇を合意退職に『上書き』したことで名誉と尊厳は回復された。二度と不正のない会社であってほしい」と話した。

 和解10+件について秋田書店の代理人の弁護士は「和解金は120万円。早期解決のために少額の金銭を支払うことにしました」などとしたコメントを出した。【東海林智】

※引用終わり。

この記事の裁判は、2013年9月11日に東京地方裁判所に提訴した事件です。あしかけ約2年かけて和解になったようです。個人的には、和解金が思った以上に「安い」ような気がしますが、和解してよかったと思います。

今回の記事を読むと、正直グレーな部分が多く、会社との人間関係・信頼関係が労使双方破綻したと思えてなりません。また約2年前に新聞沙汰となり、当時ネットの掲示板等でも盛り上がっていたのを覚えています。この事件もユニオン(1人で入れる労働組合)が絡んでおり、団体交渉で解決できずに裁判沙汰になったと思われます。

記事を書いている新聞記者が「労働者側」の立場で書かれているので、若干偏っていると思われますが、パワハラ→精神疾患→休職という典型事例なので、もっと早期対応できたのでは?と思ってしまいます。

確かなのは、裁判沙汰になる前に労働トラブルにおいて「結論」はある程度、予測できると思います。裁判沙汰になると、費用も膨大にかかり、期間も記事のように長期になります。今回は和解というグレーな形で解決に至ったようですが、裁判沙汰になる前に下記のような対処で早期解決をお勧めします。

・社内における話合いでの和解
・都道府県社会保険労務士会 あっせん制度の活用
・都道府県労働局のあっせん制度の活用
・裁判所の労働審判制度の活用

個人的には会社側社労士の立場なので、社内における話合いでの和解をお勧めします。その為にも、社労士への相談・活用をお勧めします。私を含む社労士は、裁判沙汰になる前に円満に労働トラブルの解決のお手伝いをするのが専門だと思うので、是非活用して頂ければ幸いです。




写真は今日の昼食で、自宅にてワンプレートランチ(高野豆腐の豚ばらまき、いかの塩焼き、厚揚げ煮物、ピーマン醤油煮、大根の皮とにんじんきんぴら)です。

以上、福岡・久留米のぶっちゃけ社労士(会社側の立場でぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用・労務管理・労働トラブル対応の町医者 吉野でした。

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Posted by naitya2000 at 22:56│Comments(0)
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