2015年06月17日
6月17日 厚生労働省 平成26年度個別労働紛争解決制度施行状況から
福岡・久留米のぶっちゃけ社労士(会社側の立場でぶっちゃけた相談ができる社労士)こと 採用と労務管理の町医者 吉野正人です。今日は、厚生労働省のプレスリリースで気になる記事がありました。
厚生労働省 平成26年度個別労働紛争解決制度施行状況から
※厚生労働省ホームページ プレスリリースより引用
報道関係者各位
「平成26年度個別労働紛争解決制度施行状況」を公表します
~総合労働相談は7年連続100万件超、内容は「いじめ・嫌がらせ」が3年連続トップ~
厚生労働省は、このたび、「平成26年度個別労働紛争解決制度の施行状況」をまとめましたので、公表します。
「個別労働紛争解決制度」は、個々の労働者と事業主との間の労働条件や職場環境などをめぐるトラブルの未然防止や早期解決を支援するもので、「総合労働相談」、労働局長による「助言・指導」、紛争調整委員会による「あっせん」の3つの方法があります。
平成26年度は、総合労働相談、助言・指導、あっせんの件数がいずれも前年度と比べ減少しました。ただし、総合労働相談件数は7年連続で100万件を超え、高止まりしています。
また、総合労働相談のうち、民事上の個別労働紛争の相談内容では「いじめ・嫌がらせ」が62,191件と、3年連続で最多となりました。
【ポイント】
1 総合労働相談件数、助言・指導申出件数、あっせん申請件数のいずれも前年度と比べ減少
・総合労働相談件数 1,033,047 件(前年度比1.6% 減)
→うち民事上の個別労働紛争相談件数 238,806 件(同 2.8% 減)
・助言・指導申出件数 9,471 件(同 5.5% 減)
・あっせん申請件数 5,010 件(同 12.3%減)
・全体的に減少傾向にあるものの、総合労働相談件数が7年連続で100万件を超えるなど、高止まり。(第1・2図)
2 民事上の個別労働紛争の相談内容は「いじめ・嫌がらせ」が3年連続トップ
・「いじめ・嫌がらせ」に関する相談件数は62,191件(前年59,197件)で3年連続トップ、助言・指導の申出では1,955件(前年2,046件)で2年連続トップ、あっせんの申請では1,473件(前年1,474件)で初めてのトップ。
3 助言・指導、あっせんともに迅速な処理
・助言・指導は1か月以内に97.3%、あっせんは2か月以内に92.0%を処理。
※引用終わり。
厚生労働省では、各都道府県の労働局や労働基準監督署に総合労働相談コーナーを設置しています。行政におけるワンストップサービスで、無料で業務時間内なら電話でも窓口でも相談できます。
私自身、以前労働基準監督署で労働相談員をしていたので、今回のプレスリリースの結果は共感するものがあります。とくに、総合労働相談は7年連続100万件超、内容は「いじめ・嫌がらせ」が3年連続トップと言う結果は、「やっぱりそうか。。。」と正直思います。
実際、私自身が労働相談していた頃は、上司及び経営者によるいじめ・パワハラに関する相談が多かったのが実情です。また、昔に比べて労働基準監督署等の労働相談利用は、非常に増えていると思います。
なお会社側の立場から考えると、会社が従業員が労働基準監督署等に労働相談へ行く前にできる事はたくさんあると思います。ただし、パワハラ・いじめにおける加害者サイドは、自分がパワハラ・いじめをしていると言う認識はしていないのが現実です。
会社は、加害者・被害者双方とヒアリングをした上で、冷静な判断のうえ配置転換・懲戒処分など対処が必要だと思います。また、問題解決後の再発防止策も重要だと思います。なお、私を含む社会保険労務士に相談するのも手だと思います。
※写真は今日の夕食のメインは、麻婆丼でした。おいしかったです(^^ゞ。
以上、福岡・久留米のぶっちゃけ社労士(会社側の立場でぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用・労務管理・労働トラブル対応の町医者 吉野でした。
※お問い合わせや相談したい時は、いつでも下記へ連絡願います。
福岡 久留米
採用と労務管理、労働トラブル対応の町医者 社会保険労務士 吉野正人
移動オフィス 090-2852-9529 (すぐつながります。)
メールアドレス naitya2000@gmail.com
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厚生労働省 平成26年度個別労働紛争解決制度施行状況から
※厚生労働省ホームページ プレスリリースより引用
報道関係者各位
「平成26年度個別労働紛争解決制度施行状況」を公表します
~総合労働相談は7年連続100万件超、内容は「いじめ・嫌がらせ」が3年連続トップ~
厚生労働省は、このたび、「平成26年度個別労働紛争解決制度の施行状況」をまとめましたので、公表します。
「個別労働紛争解決制度」は、個々の労働者と事業主との間の労働条件や職場環境などをめぐるトラブルの未然防止や早期解決を支援するもので、「総合労働相談」、労働局長による「助言・指導」、紛争調整委員会による「あっせん」の3つの方法があります。
平成26年度は、総合労働相談、助言・指導、あっせんの件数がいずれも前年度と比べ減少しました。ただし、総合労働相談件数は7年連続で100万件を超え、高止まりしています。
また、総合労働相談のうち、民事上の個別労働紛争の相談内容では「いじめ・嫌がらせ」が62,191件と、3年連続で最多となりました。
【ポイント】
1 総合労働相談件数、助言・指導申出件数、あっせん申請件数のいずれも前年度と比べ減少
・総合労働相談件数 1,033,047 件(前年度比1.6% 減)
→うち民事上の個別労働紛争相談件数 238,806 件(同 2.8% 減)
・助言・指導申出件数 9,471 件(同 5.5% 減)
・あっせん申請件数 5,010 件(同 12.3%減)
・全体的に減少傾向にあるものの、総合労働相談件数が7年連続で100万件を超えるなど、高止まり。(第1・2図)
2 民事上の個別労働紛争の相談内容は「いじめ・嫌がらせ」が3年連続トップ
・「いじめ・嫌がらせ」に関する相談件数は62,191件(前年59,197件)で3年連続トップ、助言・指導の申出では1,955件(前年2,046件)で2年連続トップ、あっせんの申請では1,473件(前年1,474件)で初めてのトップ。
3 助言・指導、あっせんともに迅速な処理
・助言・指導は1か月以内に97.3%、あっせんは2か月以内に92.0%を処理。
※引用終わり。
厚生労働省では、各都道府県の労働局や労働基準監督署に総合労働相談コーナーを設置しています。行政におけるワンストップサービスで、無料で業務時間内なら電話でも窓口でも相談できます。
私自身、以前労働基準監督署で労働相談員をしていたので、今回のプレスリリースの結果は共感するものがあります。とくに、総合労働相談は7年連続100万件超、内容は「いじめ・嫌がらせ」が3年連続トップと言う結果は、「やっぱりそうか。。。」と正直思います。
実際、私自身が労働相談していた頃は、上司及び経営者によるいじめ・パワハラに関する相談が多かったのが実情です。また、昔に比べて労働基準監督署等の労働相談利用は、非常に増えていると思います。
なお会社側の立場から考えると、会社が従業員が労働基準監督署等に労働相談へ行く前にできる事はたくさんあると思います。ただし、パワハラ・いじめにおける加害者サイドは、自分がパワハラ・いじめをしていると言う認識はしていないのが現実です。
会社は、加害者・被害者双方とヒアリングをした上で、冷静な判断のうえ配置転換・懲戒処分など対処が必要だと思います。また、問題解決後の再発防止策も重要だと思います。なお、私を含む社会保険労務士に相談するのも手だと思います。
※写真は今日の夕食のメインは、麻婆丼でした。おいしかったです(^^ゞ。
以上、福岡・久留米のぶっちゃけ社労士(会社側の立場でぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用・労務管理・労働トラブル対応の町医者 吉野でした。
※お問い合わせや相談したい時は、いつでも下記へ連絡願います。
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