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2015年07月09日

7月9日 ABCマート書類送検 2店舗で違法残業の疑いから考えること

福岡・久留米のぶっちゃけ社労士(会社側の立場でぶっちゃけた相談ができる社労士)こと 採用と労務管理の町医者 吉野正人です。

今日は違法残業について気になる記事がありました。

ABCマート書類送検 2店舗で違法残業の疑いから考えること

※時事通信より引用

ABCマート書類送検 2店舗で違法残業の疑い/東京労働局の特別対策班

(時事通信)2015年7月2日
全国展開する靴小売店「ABCマート」の運営会社が、都内2店舗で従業員に違法な長時間残業をさせたとして、東京労働局過重労働撲滅特別対策班は2日、労働基準法違反容疑で「エービーシー・マート」(東京都渋谷区)と同社労務担当取締役の男(51)、店舗責任者2人を東京地検に書類送検した。

同対策班(通称「かとく」)はブラック企業対策のため、今年4月、東京、大阪両労働局に設置された。計13人の労働基準監督官が大手企業を中心に調査を進めており、書類送検は初めて。

同対策班によると、違法残業が行われていたのは「Grand Stage池袋店」と「ABC-MART原宿店」。両店舗は昨年4~5月、法定労働時間や労使協定で定めた上限を超え、従業員計4人に対し、月約97~112時間の残業をさせた疑い。

同社では過去にも長時間の残業が行われ、東京労働局は2013年に是正を勧告したが、改善がみられなかったという。

同社は「今回の事態を重く受け止め、コンプライアンス順守に万全を期す」などとしている。

同社は1985年に設立され、国内に約800店を展開。2015年2月期の連結売上高は約2135億円で、従業員数は同年5月末時点で約7500人。


※引用終わり。

いわゆる長時間残業・過重労働の問題ですが、記事のように深刻だと思います。記事によるとABCマート自身、過去に労働基準監督署の是正勧告を受けたことがあるようです。個人的には、監督署レベルの是正勧告でも改善が見られず、今回東京労働局過重労働撲滅特別対策班(通称「かとく」)が動き、是正勧告したものの改善されないため書類送検になったと思われます。

労働基準監督署から是正勧告を受けた後の企業対応は下記の2種類あると私は思います。

1つ目は、監督署の是正勧告をきっかけに労働時間・人員配置・業務分担・賃金等労務管理改善を行う企業。

2つ目は、監督署の是正勧告をきっかけに、「表向き」労働時間を遵守している形にして実際は改善されていない「アングラ化(潜伏化)」する企業。

以上のような対応に分かれると思います。今回のABCマートは2つ目のアングラ化した企業に思えてなりません。。。

是正勧告のレベルで改善できれば、企業として大きなダメージ(損傷)になりませんが、今回の書類送検された記事のようになってしまうと、売上など企業にとって大きなダメージ(損傷)になりかねません。

なお、今回のABCマートは氷山の一角に過ぎず、同様の長時間残業・過重労働問題を抱えている企業は、大企業・中小企業問わず多くあると思います。私自身、会社側の立場の社労士なので、長時間残業について「けしからん」と評論して終わらす訳にはいきません。

長時間労働・過重労働の問題については、各企業にとって根付いた各企業特有の問題があります。改善するには、各企業の事情を理解した上で、業務見直し・人員配置見直し・採用の見直し・就業規則の見直し等1つずつ行う必要があります。今後、各企業の事情を理解した上で、社労士として一緒に長時間労働・過重労働改善の手助けをしていきたいと思った事件でした。



写真は、今日の夕食は、カジキマグロのステーキ・ピーマンのおかか煮・野菜サラダです。カジキマグロのステーキがおいしかったです(^^)。

以上、福岡・久留米のぶっちゃけ社労士(会社側の立場でぶっちゃけた相談ができる社労士)こと採用・労務管理・労働トラブル対応の町医者 吉野でした。


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採用と労務管理、労働トラブル対応の町医者 社会保険労務士 吉野正人
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Posted by naitya2000 at 22:35Comments(0)