2014年10月30日

10月30日 現場主義 労働者派遣法改正と労務管理について

福岡・久留米のぶっちゃけ社労士(会社側の立場でぶっちゃけた相談ができる社労士)こと 労働トラブル対応、採用と労務管理の町医者 吉野正人です。

現場主義

10月30日木曜日、今日は朝から西鉄電車で顧問先訪問でした。今回は予定内容以外で問題点が発生し、急遽対処方法についてアドバイスの上で話し合いました。

日頃相談対応していて思うことは、つくづく経営者にとって求めていることは、「教科書」通りの答えでは無いと実感します。私自身、通常は現場判断で選択肢を2~3つ提案しています。難しい事例もありますが、現場主義で柔軟な対応をしていきたいと思います。


労働者派遣法改正と労務管理について

今日は、改正労働者派遣法について気になる記事がありました。

※毎日新聞より引用
労働者派遣法改正案:「正社員への希望消える」労働者反発
毎日新聞 2014年10月29日 00時06分(最終更新 10月29日 12時19分)

 28日の衆院本会議で審議入りした労働者派遣法改正案について、政府は「派遣労働者の能力向上を図り、正社員への転換を促す」と説明している。しかし、企業は運用次第で派遣労働者をずっと使い続けることが可能になるのが実態だ。労働組合は「生涯派遣、正社員ゼロ法案」と強く反発。派遣労働者からは「正社員として働く希望さえなくなる」との声も上がっており、審議を通じて問題点が浮き彫りになりそうだ。【東海林智、吉田啓志】

 現行法は派遣労働の固定化を避けるため、一般事務など大半の仕事は派遣労働者を3年しか雇えない。一方、高い技量が必要で企業側の需要が高い専門26業務は、この規制がない。ただ、こうした労働者保護の規定も、力関係の強い派遣先企業との間で十分には守られていない。

 派遣で7年間働く東京都内の女性事務員(32)は、仕事は一般事務だが、派遣先では専門26業務の一つ「OA機器操作」要員とされる。今の職場は3年の上限を上回る5年目で「派遣は立場が弱く、違法でもモノが言えない」と漏らす。

 改正案が成立すれば、専門26業務は廃止され、全業務とも派遣期間の上限が3年となる。その一方で、労働者を3年ごとに入れ替えれば、どんな仕事でも永久に派遣に任せられるようになる。

 専門職でも、派遣労働者は3年で仕事を変わることを迫られる。女性事務員は「頑張っていれば、いつか正社員に」とボーナスがない仕事に耐えてきた。成立すれば、職場で3年ごとに派遣労働者が入れ替わる事態も起きかねない。

 厚生労働省の調査では、派遣労働者約116万人のうち6割以上は、正社員登用を望んでいる。改正案は正社員化を後押しするため、派遣元企業に対して労働者への計画的な教育訓練や、派遣先に直接雇用を求めることなどを義務づける。同省は「派遣が増えることはない」と語る。

 ただ、改正案が実際に安定雇用につながるかどうかは懐疑的な見方が強い。大卒後に派遣で働き続けてきた女性(42)は、商業英語を学ぶなど能力を磨いてきたが、正社員にはなれていない。派遣社員と企業の発言権の大きさはかけ離れており、「会社は使い勝手がよくなったと思っただけ。私たちは都合のいい部品なのか」と憤る。

 ◇審議入り遅れで、成立は微妙な情勢
 労働者派遣法改正案は、企業が派遣労働を活用しやすくするもので、安倍内閣は成長戦略の一環として成立を図る方針だ。ただ「政治とカネ」をめぐる混乱で、審議入りは当初目指した14日から2週間ずれ込んだ。野党が対決法案と位置付ける中、今国会での成立は微妙な情勢だ。

 安倍首相は28日の衆院本会議で「『生涯派遣』の労働者を増やすとの指摘は当たらない」と成立に理解を求めた。一方、民主党の海江田万里代表は東京都内で記者団に「首相は派遣の立場を全く分かっていない。格差が固定化され、派遣労働者の数が増える」と廃案を目指す姿勢を強調した。

 政府は当初、今年の通常国会で改正案の成立を目指したが、法案に誤記が見つかり、一度は廃案になった。ただ、労働規制の見直しは第1次政権以来の首相の宿願で、改めて今国会に提出した。
 自民党の佐藤勉国対委員長は28日の記者会見で「遅くとも11月7日の参院本会議で趣旨説明をしたい」と審議を急ぐ考えを強調。党関係者は「少しでも遅れたらだめになる」と危機感を強めている。【水脇友輔、佐藤慶】

※引用終わり。

労働者側の視点で労働関係に強い毎日新聞の記事です。

労働者派遣法の改正は、社労士業界でも話題になっています。会社側の立場から見ると、個人的には、あくまでも派遣労働者は会社にとって「臨時的」「非常時」の人材であり、「常用」ではありません。雇用しているのは、あくまでも派遣元である派遣会社です。

会社にとって、財産であり戦力である労働者を雇うならば、最終的には正社員です。今後は、正社員も短時間や地域限定、職務限定など幅広い雇い方が必要になっていくと思われます。パートタイマーにおいても、有期雇用や無期雇用など柔軟な雇い方が必要だと思います。

結局は、自分の「会社の考え」に、共感・同意できる従業員をどれだけ増やすか?が大切だと思います。派遣社員は、自分の会社の従業員ではなく他社の従業員なので、どれだけ長く一緒に働いても、「自分の会社が好き」と言う労働者として育てることは出来ません。

今後は、会社として「その場しのぎ」ではなく、「長い視点」で人材の雇い方、活用の仕方、育て方を考える必要があると思います。




写真は今日の夕食のメインは、しめ鯖・おから・棒々鶏でした。しめ鯖が美味しかったです(^^)。

以上、福岡・久留米のぶっちゃけ社労士(会社側の立場でぶっちゃけた相談ができる社労士)こと労働トラブル対応と採用、労務管理の町医者 吉野でした。


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Posted by naitya2000 at 22:48Comments(0)